いざ、薪の確保へ!きこりに連れられ山へ行こう
薪ストーブを備えている我が家では、冬のメイン暖房器具をもちろんこれで担うつもりなので、燃料となる薪が必要不可欠です。
一見贅沢品のようにみえなくもない薪ストーブも、燃料をうまくなるべくお金をかけずに確保できる方法があれば、相当エコでお財布にもやさしい素晴らしい暖房器具となります。
その薪の確保が一苦労、醍醐味といえばそうですが、なかなかそれがハードルとなって薪ストーブの導入を見送る人も少なくありません。
うちの場合はたまたま身内に「きこり」がいる特殊なケースの家だったため、薪の確保についてはまかせろ、とカッコイイことをいってもらっていたこともあり、導入を決意しました。
7月入居して、割と早めに薪小屋作成にとりかかりはしましたがまだまだ完成は先のようです。完成はしていませんが、冬の用意はしていかないといけない。薪は切ったらすぐ使えるものではなく、「乾燥させる」時間が必要です。
そのため9月でまだまだ暑いですが、木を切りに嫁の弟のきこりに山へ連れってもらいました。
※後々わかってくることですが、9月なんて、もう冬の支度には間に合うどころか、遅すぎです。木を切りにいってその冬に使うまでに乾燥なんてことは全く間に合いません。切って乾燥するまで一年くらいは置きたいものです。(「湿気った薪、乾燥した薪。周辺への煙、臭い、薪ストーブへの影響」参照)
間伐材をいただく山に到着
山に着きました。
ついた場所は弟君が間伐や手入れを任せてもらっている、所有者は別の人の土地です。
山の手入れはなかなかDIYではできないし、組合に頼むのも知り合いに頼むのもお金も手間もかかります。最近は伐採した木材も、よっぽどよい質やブランドがつく地方産でないことには二束三文にもならない、という話も聞きます。
成林して伐採した木を売って、そのお金で固定資産税や維持費に回す、ということや、それ自体を組合に任せてやってもらったり、林業事業体があるエリアなどはそこが請けおう、などあるようですが、近年の木材価格低下に伴いなかなかそうもいかないようで、間伐して、成林するまで維持管理・・・なんて正常なサイクルを回すことも、おじいちゃんの代で止まってしまっている例も少なくないようです。
大事な準備
さて、伐採する前に準備です。
チェーンソーの刃の手入れ、燃料入れ、安全服の着用。
あと虫除け。
山で木を切る作業をしていると「山ダニ」というダニというにはでっかい虫が体や服について噛まれるとえらくかゆくて腫れたりするそうです。なので、虫除けスプレーをかけます。
狙いをつけて、いざ倒木
ところ狭しと生えている木に狙いをつける弟君。
倒す方向を決めている仕草がカッコよく見えます。
倒す方向からまず切り込みを入れるようです。
そして逆から。普通はだいたいここでもう、どーん!っと倒れる感じまで行くんですが・・・
木と木の間隔が狭いために上の方で引っかかってしまったんですね。
なにやら専用の器具を駆使し、倒れるモーメントをかけていっているようです。
引き上げたり・・・
引回したり・・・見てるだけで興奮しますね。
ロープが出てきました。回転させながら何メートルも上の方で引っかかっている木を空いている隙間に誘導しています。
メキメキメキ・・・どーーん!
背の高い大きな木が倒れる瞬間は圧巻です。
あー興奮した。
小分けに切断、玉切り
まあ、ここからやっと私も作業に参加です。
うちのストーブに入る薪の大きさはmaxで50cmというスペックのようです(「うちの薪ストーブ紹介:ドブレ薪ストーブ640CB」参照)が、50cmもあるとキツキツなので、30〜40cmくらいの大きさに切りそろえます。
刃渡りをメジャーがわりにして線を入れ、そこで切断。
こうやって作った玉切り状態の木を積んで持ち帰ります。
帰宅して収納
わりと細めの木を丸ごと2本(だったかな)を切ってこのくらいは入りました。
まだまだ冬の支度にはたらないので、また切りに行きたいです。
(※結局は足りないし、乾燥もしていないので今シーズンは購入しましたが・・・)
きこり、かっこよかったなあ。
コメント