ガレージに小屋をDIYで作る:10〜開口部にポリカーボネートで「窓」をこしらえる

前回の作業では小屋に電源・照明がつきました(「ガレージに小屋をDIYで作る:9〜小屋に電気工事で電源を引く・外構工事も大変」を参照)。

だいぶ形をなしてきた小屋。
今窓にしようとOSB板を貼っていない壁に空いている穴には、そとからベニヤを貼って一応フタしている状態です。
入り口方向の扉上部の穴なんかはただの大きすぎる通気口として開きっぱなし。
ここに、明かりとりと実用性を備えた窓をつけようと思います。

この段階の作業は、日本一周を挟んだ前後の期間で行なっていますが、時間経過的なアレは割愛して一記事で窓いきます。

目次

窓の素材はガラスじゃなくて、ポリカーボネートを採用

窓っちゅうからには、やっぱりガラス窓、アルミサッシ・・・。

そういう、「家」のようなクオリティのものを作るならもう最初から業者さんに頼んで作ってもらっています。。

手作り小屋なんだから、窓も「手作り感いっぱい!」でいきます。

さて、うちの家、小屋が建っている土地はめちゃくちゃ風通しがよい(強すぎ)土地です。なので、飛来物なんかを考えた時に”手作り小屋ごときでガラスが割れたりその対処、修理などをする”なんて面倒な事態が発生することを想像するだけでサブイボが立ちます。

ある程度強度としなやかさがほしい、でも窓だから、ちゃんとした質感で・・・となってくると浮き彫りになった素材は…

ポリカーボネート

車のヘッドライトとかにも使われている素材で、透明度も高く、強度もガラスの200倍以上、とか・・。すご。

ものを知らなかった自分は「プラスチック」や「アクリル」と混同していましたが、その質を比べると異次元の別物です。

ポリカは、サイズをオーダーメイドで注文(通販)できるので便利

ホームセンターなどでもポリカーボネート板は手に入ります。ですが、決まったサイズの板を買って自分で加工(またはホームセンターの加工サービス等を利用)することになります。

切断自体が鉄ほど大変ではないですが、切断した後の端材の処理に悩むことになるので、できればぴったりサイズで買いたいものです。

サイズオーダーに応えてくれるところは様々ありますが、値段との兼ね合いと位オーダしやすさで際立った↓ここで購入しました。

ポリカプロ
サイズを入力すると金額をその場で出してくれるので、早いし、他で撮った見積もりより安かったです。

通販でこういう資材が指定サイズで手に入るって便利な時代ですねえ。

あとあとで自動車のヘッドライトなどのものづくり会社で働いている友達が納品物をみたところ「うちの会社が仕入れてるのと一緒だ、これ」と言っていました。安いからって妙なものではなく、品質にも問題なんだな、と安心です。

乳白色のポリカをはめて明かりとり用の開閉しない窓を取り付け

注文したら表面保護フィルムが貼られてダンボールで包まれた状態で納品されました。

まず入り口の上部に空いている穴には、乳白色の不透明なポリカ板を貼り付けます。

木枠を作って色を塗った状態ではめ込み。
そして、その後ろ(室内)からビス留め。ここはまああまり見えないのでちょっといい加減な作業です。

木枠もまあぴったりにはいきません。木が反ったり設計がいい加減だったりで、色々とズレズレの歪みです。

一応ハマりました。

内側。明かりとりとしては十分な感じです
外観。窓つくと急にすっごい進んだ感じがします。。

木枠で挟み込むような形で取り付ける側面窓

作業の手元に外の光を取り入れるための横長窓はこれも開閉しない窓を取り付けます。

基本的には上部開口にやったのと同じですが、よく見える位置に来る窓なので、中からも外からも見栄えが少しは気になります。

まずは木枠から。

色を塗って、壁にはめ込みます。こっちは結構ぴったりいきましたね。

動かないようにビスで固定。

そしてポリカの保護フィルムを剥がして、

はめ込んで、内側の木枠をはめて完成。

内側もビス固定。

ものがゴチャゴチャしているのはご愛嬌
なかなかいい感じにつきました。外へ漏れる電球の光がイイ雰囲気。

いよいよ背面部、開閉式の窓

次は小屋裏手に位置する一番大きなサイズで開閉する窓の作成。

まずは木枠をはめ込んで。

次にフタ(窓となるパーツ)作りです。
「写真スタンド」のようなものを作って、木枠に取り付けるイメージで設計しました。

ポリカをぴったり固定するため、木枠に溝をつけます。

ポリカの厚さが収納されるよう、正確に3ミリだけの削り取ります

トリマーという工具を使えば、このような作業は簡単(らしい)なのですが持っていないので、持っているテーブルソーを活用します。

木枠は4つのパーツで構成され、両サイドのパーツは切断面からみたら完全にL字のパーツで問題ありません。

テーブルソーの刃を正確に3ミリだけテーブルより突き出した状態で、刃の厚さ分ずつ削り取っていきます。

木の動かし方を急ぐと上記写真のように”けずりとられていない”部分が残っちゃいます。

次に問題は上下のパーツ。
こちらは最後まで切ってしまうと、ポリカをキャッチする部分ごと削り取ってしまうことになるので、側面パーツと同じ幅を残す必要があります。

テーブルソーに取り付けられているノコの刃はチップソー、もちろん「丸い」はが回転するので、正確に鋭角を削り出せません。

残したい部分手前で削るのを止めたら↑こうなる。

なので、この部分はノミで綺麗にします。

ポリカがきっちりハマる溝ができました

あとは木枠一式を色塗って組み立てます。
壁や天井と違って、取り付けたら色が塗れないところがでてくるし、窓なので雨への耐性を考えて丁寧にバラ状態で塗装。

作業途中で窓に傷がつくと凹むので、フィルムはなるべくつけたまま作業

組み立ててはめ込みます。

おおーピタッと行くと気持ちがいいですね。

仮止めして雰囲気を確認します。

なかなか良さそう

窓に鍵の取り付け

流石に開閉する窓なので外から開けられないようにする仕組みが必要です。

イメージしたのはなるべく簡単に開け閉めできる構造。
で、選んだのがこれ。

「自動ラッチ」というパーツ。
ホームセンターで購入、一個250円くらいだったかな。

[押]マークのボタンをおすと「カチッ」という小気味良い音とともに棒が引っ込んで鍵が開き、閉めるときはでてきた棒を押し込むとまた「カチッ」と言って施錠されるかわいい鍵です。

これを窓の両サイドにつけます
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